たけしの挑戦状日記
以下は自分が「たけしの挑戦状」をプレイして思いついたものである。
故に、公式的ではないことを記す。(あたりまえ)


前置き
みなさんは「たけしの挑戦状」というゲームソフトをご存じだろうか?
世界に誇る日本の巨匠、北野たけしが監修したゲームソフトだ。
世間ではクソゲー扱いされているこのゲーム……
それをまともにクリアし、そして内容を文章にして見せよう!!
今だからこそ呼び覚ませ! 熱き魂!!!

2章・宝の地図とハングライダー

スナックあぜ道にていつものように酒を飲む男。
しかし、いつもと違うのは、彼が無職ということだ。
会社を辞めたことには何の不満もない。
そんな男の気分を察知してか、マスターは男に告げる。
「カラオケでもいかがですか?」
男は誘われるがままカラオケを歌う。
今まであまり縁のなかったカラオケ、とりあえず知っている歌『雨の新開地』を歌うことにした。





うまくできただろうか?
答えは返ってきた言葉。
「お客さんうまいですね、どうです、もう一回?」
アンコールに応え、もう一度歌う、またもや『雨の新開地』を……

三回ほど繰り返しただろうか……
突然、罵声が飛んできた。
「いいかげんにしねえか、このやろう!」
声を出したのは、見るからにやくざ風の男。
―――やばい!
男の本能はそう告げる。 しかし、今の男にはそんな本能は通じなかった。
「うるせぇ、馬鹿野郎!」
売り言葉に買い言葉、男はやくざ風の男と殴り合っていた。

三人ほど殴り倒したあたりだろうか…謎の老人が男に近づいてきた。
「ちかごろのわかいものにしてはやるな…これをやろう」
老人は一枚の紙を男に渡した。
紫色の謎の紙
男は何か意味もなく同情されているような気がして、ついその老人を殴り飛ばしてしまった。
「やべぇ!」
いくらよった勢いがあるとはいえ、老人を殴り飛ばしてしまったのだ。
男は逃げるようにその場から去った。


「さて、この紙だが…」
男に手には、先ほど老人がよこした紙があった。
どうするわけもなく、日中でぼうっとその紙を見ている。
「どうするかな……?」
そのまま男は陽気に誘われ居眠りをしてしまった。




一時間ほど過ぎただろうか。
「……いけねえ、ねちまった!」
男は、そのまま目を『紙』に落とす、とそこには謎の地形が映し出されていた。
「こ………これは!?」
水に五分つけてマイクに叫ぶでもいいらしい

ひとつのけん
ふたつのめぐみ
みっつのかぜ
よっつのうみ
てんくうよりおち
ほこらにみず
ひとにたから
やまにつぶて


「宝の地図に違いない!!!」
男は直感でそう思った。
しかし、その地図の意味はわからない……
「この地図の形から言って日本じゃないな……ひんたぼ島か?」
男は以前に見た世界地図を見て、そう思った。
「なら、ひんたぼ語と、ひんたぼ島にいくためのチケット、さらにハングライダーが必要だな…」
男はカルチャーセンターへ向かった。

「さて、と」
首尾よくひんたぼ語をおぼえ、ハングライダーの資格、
更にはなぜか三味線の資格を取り、今度はひんたぼ島へいくため
男はトラベル玉川へと向かい、見ない南太平洋行きのチケットも入手した。
「もう、やることはないか?」
男は何の気なしに周りを見渡す、するとそこには「パチンコ・デルデル」があった。
「日本での最後の遊びだ!」
男は迷わず入った。


「ちくしょう…どこがデルデルだ…」
事実、男は百発の弾を買ったのだが、全然出ない…
「でねーぞ!!!!」
男は叫んだ、力の限り、今までの憎しみを込めて。
「うるせー、ばかやろー」
見るからにやくざ風の男が襲ってきた。
しかし、以前に男はやくざを撃退している。 むろん、今度も撃退した。
「おもったよりよわいな……ん?」
そのやくざはパチンコの玉を5000個も持っていた。
「………もらっちまうか」
その後男は入手した玉5000発で、せっかく資格があるんだから、と三味線を入手した。
後ほど、どれだけ必要になるかも知らずに……


男はその後、新東京国際空港へと赴いた。
すでに日本でやることは終わった…後は宝を手にするだけだ……
そして、南太平洋へと着いた。
気分も一新、服も探険者風の服に着替える。
「まずは両替だ……」
男は銀行にて金を両替する。
「さて何か変わった店は……ん?」
男の目の前には『MIYAGE』と書かれている店があった。
ローマ字OKなのか?
「みやげ……って、ここは日本じゃないじゃんか!!!」
とりあえず、つっこみを入れつつ店に入る。
と、そこには『刺繍』があった。
「ずいぶんと綺麗な刺繍じゃないか…かってみるか」
男はこうして刺繍を買った、先ほどの両替が功を奏したのだ。
さらに男は南太平洋の島を歩く。
「Equipment」という店があった。
中に入る。 そこには銃などが売っていた。
「だから、装備屋ね……」
物騒だなぁ
これからの旅路、危険が伴うとも限らない……銃を購入することにした。
また、水が必要そうなので、水筒も購入する。

あとは……この島でやることはもうない。
「さあ、そろそろひんたぼ島にいくか…」
ひんたぼ島へはここからハングライダーでしかいけないことも知っている。
だから……以前にハングライダーの資格を取っていたのだ…
覚悟を決め、男はハングライダーに乗るためにとある場所に行った。
「どうぞ おたのしみください」
楽しむどころではない
女は言った。 そんなつらいことだと知っていても…そういわなければいけないのだ。
それが、彼女の仕事だから。
「ああ、楽しんで……くるよ」
男はそんな女の一言に言葉を返し、命の危険性が多大に伴うハングライダーに挑戦した。


ハングライダー……悪魔の所行であった。
至る所に鳥が舞い、そして宇宙船らしきUFOがおそってくるのだ…
唯一こちらに許された攻撃、それは先ほど買った銃のみ…
男の命の危険性を伴う挑戦は……そして始まった




ついに、島を発見する。 しかし、降りれそうもない。
仕方なく次の島へと向かう……






・駄目だ次の島も降りれそうもない。
しかし、あるいはこれでよかったのかもしれない。 なぜならその島はひんたぼ島ではなかったからだ。
そして男は3番目の島にたどり着いた。
ずいぶんときわどいが、何とか降りれそうだ…
………無事に着地に成功する。
どうやらひんたぼ島にたどり着いたようだ……


第三章
戻る