たけしの挑戦状日記
以下は自分が「たけしの挑戦状」をプレイして思いついたものである。
故に、公式的ではないことを記す。(あたりまえ)
前置き
みなさんは「たけしの挑戦状」というゲームソフトをご存じだろうか?
世界に誇る日本の巨匠、北野たけしが監修したゲームソフトだ。
世間ではクソゲー扱いされているこのゲーム……
それをまともにクリアし、そして内容を文章にして見せよう!!
今だからこそ呼び覚ませ! 熱き魂!!!
第三章・そして、ついに宝が……
男はひんたぼ島と思われる島に着いた。
「ここが……ひんたぼ島か……ん? 人がいる……もしもし?」
男はいつも人に聞くように『もしもし』といった。
しかし、ここはいつもの『よいよい横町』ではない。 ひんたぼ島なのだ。
男の聞き方がまずかったのか、いきなり、島民と思われるものに殴られた。
「いててて……ひどいや…」
しばらく彼が歩くと、一見のほこららしき家にたどり着く、
そしてその中には物言わぬ老人が座っていた。
「もしもし……?」
男は恐れつつ聞いてみる。
しかし、何の返事もなかった。 仕方ない、外に出るか…
男はそう思い、外に出ると……
「………!?!?」
場所が変わっていた……いや、景色が変わっていたのだ。
しかし男は生来の性格のためか、あまり気にしてはいなかった。
しばらく道成に歩いてゆくと、いかにも怪しげなほこらがあった。
男は気になり入ってみると、仙人らしい老人がいたのだ。
「なんのようじゃ?」
その老人は言った。
―――宝を知らないか?
そう男が言いかけたとき、男の脳裏に例の宝の地図が蘇った。
―――ほこらにみず
………まさか!?
「これ、贈り物です」
男は先ほど、南太平洋の島で買った水筒を渡してみる。
「おおこれはべんりなものじゃ! お礼に教えてやろう
宝の鍵は村の最初の家の男が持っているぞ」
……運良く情報を手に入れ、男は村へと向かった。
しばらく村を求め歩いていくと、森に入った。
うっそうとしている…いやな感じの森だ…猿も凶暴だし…
しばらくの間、森をさまよっていると、なんと男は旧日本軍の隠れ家を見つけてしまった。
しかも、旧日本兵と思われる人間もいる!
旧日本軍は、ひんたぼ島を襲撃していたのだろうか?
―――もう戦争は終わったんだ…教えてやろう
男はそう思い、彼に声をかけた。
―――ほおっておいてあげよう……彼はまだ戦争中なんだ…
男は旧日本軍の隠れ家を後にした。
しばらく歩き、村らしきものが見えた。
先ほどの老人の言葉の通り、最初の家に訪れる。
「おい、ひとのいえになんのようだ?」
その家の住民は言った。
そのとき、男の脳裏にまたもや宝の地図が浮かんだ。
―――ひとにたから
……宝……? 俺が探しているものじゃないか…
ってこと破、こいつにとっての宝……案外綺麗なものが好きそうだから…
男はおそるおそる刺繍を渡した………
「このむらにつたわる聖なる石をあげましょう」
なんと男は、村に伝わる石をもらってしまったのだ。 喜んで家を出る男。
「……お礼を忘れてたな…」
もう一度男はその家に入る。
「あやしいやつだ 釜に入れろ!」
なんとその石をくれた男は、先ほど来た男の事を忘れていたのだ。
為すすべもなく釜に入れられる男。
「ははは 思い知ったか 死ぬ前に何か芸をして見ろ」
男は悩んだ末に、せっかくできるんだから、と三味線を弾いてみた。
「すばらしい、あなたをそんけいします」
助けてくれました
日本の伝統芸能のおかげで男の命は助かった。
男は感謝の意を述べようと近づいた。
すると、殴られた
……どうやら、例の男はこの男を尊敬したのではなく、三味線を尊敬したようだ。
「ちくしょう……何で俺ばっかり…」
とにかく、聖なる石を手に入れた男は最後の謎に挑んだ。
―――やまにつぶて
「つぶて……つぶて……そうか、石つぶてのことか!
しかし、この石をどうすれば……」
さらに悩む男に、先ほどの日本兵の言葉が頭をよぎった。
「山、そしてウ○コをするには座らなければならない……座る………か……
…………まさか!!!」
男は思い立ったら即日、山の上に赴き座り込んでみた。
すると、そこには山の内部へと思われる道が続いていたのだ。
「ここか……待ってろよ………宝!!!!」
そして男は、最後の難関へと進むのであった………
「チッ! こうも複雑じゃあな!」
流石に宝を守る地ということもあり、その内部は複雑性に富んでいた。
しかし、男の宝を求める気力はそれを上回っていた……
そして、男の前についに宝が現れる――――!!!!
「ついにたからをみつけたぞー!」
喜び勇む男……しかし――――
「あんた! いつまで寝てるんだ!?」
男は急にその声に覚醒させられた。
そこには、離婚したはずの妻がいたのだ。
「あれ……? おまえ……?」
「ほら、早くしないと会社に遅刻するだろ!?」
その『妻』は言った。
「俺……確か辞めたはず………」
「何寝ぼけたこと言ってるんだい? さあ早くしな」
―――どうやらすべては夢であったようだ……
ふと、男はその『夢』の内容を思い出す。
すると、突然頭の中に声が響いた。
えらいっと―――
さらに男は思い出す……すべての『夢』の中の出来事を。
5分ほどたっただろうか、また、声が頭の中に響いた。
こんな げーむに まじに
なっちゃってどうするの?
あとがき
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